米商品先物取引委員会(CFTC)が27日に発表した3月24日終了週のIMM通貨先物の非商業(投機)部門の円先物のポジションは、ネットで前週比4974枚減の6万2806枚の売り越しとなった。4週連続の売り越しだが、売り越し幅は縮小した。ロングが前週比8548枚減の9万8271枚と縮小したが、ショートが前週比1万3522枚増の16万1077枚とロング以上に縮小した。ロングは25年1月28日終了週以来、約1年2カ月ぶりに10万枚の大台を割り込んだ。
レバレッジド・ファンドもネットで前週比1万0577枚減の5万4852枚の売り越しとなった。4週ぶりの売り越し減。売り越しは37週連続。
同週のドル円は、荒い値動きとなりました。19日の植田和男日銀総裁会見は予想通りややタカ派的トーンとなり、一時157円台半ばまでドル安・円高が進行。しかし反転の動きは約1日で終わり、20日の海外市場では159円台前半まで再び円安が進行しました。24日は158円台後半で終えています。
27日の海外市場でドル円は160円40銭付近まで上昇。日本当局が為替介入を実施した24年7月11日以来となる160円台に乗せました。投機筋の円売り越しは3月24日時点では前週から減少していましたが、その後、再び増えた可能性がありそうです。米国とイスラエルがイランに攻撃を開始する前の2月24日時点では1万1539枚の買い越しでしたので、4週間で約7万枚の変化は依然として「投機的な動き」と言えなくもありません。
ただ、クロス円は比較的小動き。ドルインデックスの上昇にみられるように、円安というよりもドル高です。有事のドル買いが強まる中で、大きな介入効果が得られるかは不透明です。効果があまりないとわかっていても、スムージング的な介入を行うのか。それとも、もう少し市場が落ち着くのを待ってから行うのか。タイミング次第で介入効果に大きな差が出てくるだけに、日本の当局は難しい判断を迫られそうです。


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